ろうそくが高価だった戦国時代は、どんな照明道具で夜を過ごした?

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東京でキャンドル教室Candle Room Libertyを運営しています。現在はオンラインでレッスンを実施中。イギリスでの留学経験を活かし、ハンドメイドキャンドルの魅力を国内・海外に広く発信するため、YouTubeなどを使い活発に活動しています。販売なども国内販売、海外販売を積極的に行っています。
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前回の記事で、小田原で開催された北条五代祭りに行ったことを書きました。

北条や武田、織田など名だたる武将がいた戦国時代は、現代から約500年ほど遡ります。

 

その時代の、灯りを保つための道具を知っている人は、あまりいないかなと思い

戦国時代の照明道具の紹介と、当時の照明の明るさを、再現してみようと思います。

 

 

戦国時代の灯り事情

 

今でこそ、ろうそくも品質がよく、明るさを安定的に保つことができますが

その昔、戦国時代など、電気がない時代は人々は、どうやって過ごしていたのでしょうか?

 

 

松明や、囲炉裏の火などを使って、灯るさを確保するのが一般的だったと思います。

ただ、夏は今よりは涼しいかもしれませんが熱いですし、ススも出て大変だったと思います。

 

 

1300年ごろに、すでにヨーロッパでキャンドルは製作されていましたが

原材料のベリーなどから、油を抽出するのは苦労が絶えない仕事だったため、

ヨーロッパでも非常に高価なものでした。

 

ヨーロッパで、キャンドルを大量生産できるようになったのは、実は1800年代に入ってから。

日本だと、江戸時代から明治時代(1868〜)に変わった年代です。

 

 

キャンドルが日本に渡ってくる前までは、灯し油というものが主流でした。

お皿に、植物性油を注いだ中に、灯芯(とうしん)を浸し、使っていました。

 

そしてそれを、障子の紙を貼った行灯(あんどん)で周りを覆い

炎の光を反射させ、部屋を明るく照らしていました。



ただしこの照明も、江戸時代が主流で、

戦国時代も使われていたとは思いますが、かなり数は少なかったと思います。

信長や秀吉、家康、彼等の側近は知っていたかもしれませんね。

 


大河ドラマなどの時代劇では、もちろんドラマなので

部屋にロウソクが1本でも、とても明るく見え、文を認めるシーンなどが想像できると思います。

 

 

 

実際にどれくらい明るいのか、やってみた!

 

さすがに、灯し油はないので、キャンドルを一つ灯しました。

 

そして白い紙で三角柱を作って、キャンドルを囲み、いざ実験!

先日映画館で頂いたグッズのアイアンマンで、顔が確認できるか!?やってみました。

 

ironman

 

 

ドドン!

 

それがこちら!

 

 

ironman2

 

(アイアンマンは画面右方向に、顔を向かせております。)

 

正直、もうちょっと見えると思ってました!笑

 

カメラ越しですと、ほとんどアイアンマンの顔を認識するのは難しく

肉眼でも、顔がかろうじて認識できるぐらいでした。

 

やはり文をしたためるのは、かなり難しそうですね・・・

お天道様が姿を見せている間に書いた方が良さそう。

 

 

まとめ

  • 大昔、戦国時代にキャンドルのように使われていた道具は灯し油という
  • ヨーロッパでキャンドルが主流になったのは1800年代
  • 行灯を使っても、手紙を書けるほどの明るさを確保するのは難しかった

 

次回は、キャンドル芯について掘り下げて書こうと思います!お楽しみに!

良かったら、先日私が訪れた北条五代祭りの記事も合わせて読んでみてください!

 

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